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平成
28
年度 つくば実習「剣道」班
学習指導案
メンバー:◎古内孝明・今野岳・村澤綾子・大石泰広・小泉奈央
内田暁・久野幹也・中田雅皓・本田拓実・定森勇輔
担当教員:三木 ひろみ
1.
単元名 武道「剣道」
2.
対象学年 中学校
1
学年 男女
36
名(男子
18
名
/
女子
18
名)
3.
授業場所 筑波大学 球技体育館
4.
単元目標
(1)
次の運動について、技ができる楽しさや喜びを味わい、基本動作や基本となる技ができるようになる。剣
道では、相手の動きに応じた基本動作から、基本となる技を用いて、打ったり受けたりするなどの攻防を
展開すること。(技能)
(2)
武道に積極的に取り組むとともに、相手を尊重し、伝統的な行動の仕方を守ろうとすること、分担した役
割を果たそうとすることや、禁じ技を用いないことなど健康・安全に気を配ることができるようにする。
(態度)
(3)
武道の特性や成り立ち、伝統的な考え方、技の名称や行い方、関連して高まる体力などを理解し、課題に
応じた運動の取り組み方を工夫できるようにする。(知識、思考・判断)
5.
単元について
(1)
剣道の一般特性
武道は、武技、武術などから発生した我が国固有の文化であり、相手の動きに応じて、基本動作や基本とな
る技を身に付け、相手を攻撃したり相手の技を防御したりすることによって、勝敗を競い合う楽しさや喜びを
味わうことのできる運動である。また、武道に積極的に取り組むことを通して、武道の伝統的な考え方を理解
し、相手を尊重して練習や試合ができるようにすることを重視する運動である。
(2)
生徒から見た特性
ほとんどの生徒にとって日常生活において剣道の特性である個人間の攻防といったものに触れる機会
はない。また、剣道は、ほぼ全ての生徒が中学生になって初めて経験する運動である。生徒は剣道に対し
て、「痛い」や「汗臭い」などの否定的なイメージを持っていることも多く、また、用具不足などの環境
的要因により、剣道授業が学校で行われないケースもあり、日本の伝統文化である剣道に触れる機会が減
少している。
一方、授業で取り扱う場合でも用具の着脱に時間がかかることや、面や胴などの基本的な動きを試合に
一連の動きとして応用することが難しいことなどが課題として挙げられており、剣道の楽しさを生徒に味
あわせることが困難になることが多くある。