つくば実習2016_剣道_指導案20160505 - page 6

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【教具について】
剣道の課題として、状況判断の難しさに加えて次のような課題も指摘されている。
そこで、剣道を授業で実践するためには、剣道具の改良が必要なのではないかと考えた。
【先行研究等を受けてつくば実習剣道班では検討したいこと】
◎ 竹刀の改善
【完成図】
改善の目的〉
・ スポンジ素材を用いることで痛さや恐怖が軽減され、攻防が積極的になる
・ 有効打突をわかりやすくし、審判が判定しやすいようにする
〈作成条件〉
・竹刀の物打ち部分にスポンジ素材のものを取り付ける。
・剣道の伝統的文化にも触れられるように竹刀使用し、中学生用竹刀を用いることとした。
◎胴、面
かぶればつけられる状態にセットしておく(マネジメント削減)
【有効打突の基準】
・竹刀の打突部(物打ち)で打てている
・面と胴の打突部位にあたっている
・姿勢が前のめりになっていない
【剣道の競技特性からくる課題】
・防具の着脱だけでも時間がかかること(木原ほか、
2009
;岩田ほか、
2009
;八坂、
2011.
)。
・互いの身体を直接的に打突し合う剣道において初心者の積極的な打突を保障することが容易ではない。
・正確な部位への打突が難しい初心者にとっては、たとえ規定の防具をつけていたとしても竹刀での痛みを伴い
やすく,(木原ら,1995、矢島,2005、高橋・岡田,2008、岡本ら,2010)、恐怖感などから動きが止まってし
まうこともある(八坂,2011)。
物打ち
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