つくば実習指導案20150430動画付き - page 1

平成27年度 つくば実習「柔道」班 指導案
メンバー:川戸湧也・中村賢・今野岳・古内孝明・村澤綾子・内田暁・忽那健太・三田沙織
担当教員:三田部勇
1.
単元名
柔 道
2.
対象学年
中学校第1学年 男女18名(男子12名/女子6名)
3.
授業場所
筑波大学武道館2F 柔道場
4.
単元目標
(1) 次の運動について、技ができる楽しさや喜びを味わい、基本動作や基本となる技ができるようにする。
ア 相手の動きに応じた基本動作から,基本となる技を用いて,投げるなどの攻防を展開すること。
(2) 柔道に積極的に取り組むとともに,相手を尊重し,伝統的な行動の仕方を守ろうとすること,分担し
た役割を果たそうとすることなどや,禁じ技を用いないなど健康・安全に気を配ることができるよう
にする。
(3) 柔道の特性や成り立ち,伝統的な考え方,技の名称や行い方,関連して高まる体力などを理解し,課
題に応じた運動の取り組み方を工夫できるようにする。
5.
単元について
(1) 柔道の一般特性
柔道は,武技,武術などから発生した我が国固有の文化であり、相手の動きに対応して、基本動作や
基本となる技を身に付け、相手との攻防を通して勝敗を競い合う楽しさや喜びを味わうことのできる運
動である。また、武道においては伝統的な行動の仕方が重視されると共に、礼儀作法を尊重して練習や
試合ができることを重視する運動でもある。
また、武道は中学校において初めて学習する内容であるため基本的な技能を身に付けることが重要で
ある。その中で自身の技能段階に応じた課題を発見し、解決のために取り組むことが求められる。なお、
柔道は身体接触を伴う対人的な運動であるため、安全に対する配慮を大きく必要とする。
(2) 生徒(中学生)から見た一般特性
ほとんどの生徒にとって日常生活において柔道の特性である身体接触による個人の攻防といったも
のに触れる機会はない。また、柔道は、ほぼ全ての生徒が中学生になって初めて経験する運動である。
しかし、柔道はオリンピックの種目として採用されていることや、世界選手権や国際大会が民間のテレ
ビ局を通じて放送されていたりすることから、その認知度は高いと考えられ、興味・関心が高い生徒も
存在すると考えられる。一方で、柔道活動中の事故が度々報道されたこともあり、「痛い」「怖い」「危
ない」などのイメージを抱いている生徒が多いことも事実である。
柔道の特性を分類すると、二人で組み合うことの楽しさ、新しい技を学ぶ楽しさ、相手を投げる楽し
さ、技の攻防による楽しさ、固技において相手を抑え込み、制圧する楽しさ等がある。しかし、所作や
礼法など、重々しさや緊張感が感じられる運動でもある。さらに、相手に投げられることや、押さえ込
まれることによる恐怖感や受身の際に畳を打つことや技を掛け損じた際には痛みを伴う運動でもある。
1 2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,...14
Powered by FlippingBook