2.
条件・ルール
① 準備体操
どちらの運動もペア(あるいは
3
人組)で行う。
はじめに“ダイナミックストレッチ”を行う。教師の動きを模倣しながら、体を動かしながら伸
ばす。ストレッチでは体の上部からほぐしていく。ストレッチでは間断なく体を動かす。
続いて、回転運動(マット運動)を行う。前転〜開脚後転までを行い、体を丸めるという動きを学
ぶ。
最後に、二人組で転がる運動を行う。二人組を作って、一人が自分の足の裏を合わせて座り、右
側から太もも→右腰→背中→左腰→左太ももと順番に設置しながら元のように座る。ペアで体を動
かしながら、ポイントとなる「縦のアーチ」と「横のアーチ」について意識を強調し、学習する。
【運動の順番】
•
首を回す→肩を上下させる→肩を回す→腰を回す→腰を反らせる→膝を回す→屈伸する→腰割
りをする→アキレス腱を伸ばす→手首足首を回す。
•
前転→後転→開脚前転→開脚後転
•
足の裏を合わせて座り、右側から太もも→右腰→背中→左腰→左太ももと順番に設置しながら
元のように座る。ペアで交代して、逆回転もやってみる。
【達成基準】
•
教師の動きをまねて運動をしている。
•
行うストレッチの意図を理解して実施している。
•
ペアの生徒に積極的に声をかけている。
•
教師から指示された動きについて意識して実施している。
② 受身の復習
整列した隊形のまま、左右前後に一間ずつ十分な間隔をとって、それぞれの受身の確認を行う。
まず、教師の掛け声に合わせて一斉に
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回受身を行う。その後、教師から改善のためのアドバイ
スを受けてさらにもう
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回受身を行う。
【各受身のポイント】
受身の役割は顔や背中、お腹などを投げられたり技を掛け損じたり、その他体勢が崩れた際に
自分の体を守るために用いる技術である。そのため最も重要なことは顔や背中、お腹を畳に打た
ないようにするということである。
前受身
膝立ちの姿勢から顔の前で三角形を作り、指先から肘までを一度に着く。その際に顔・胸・お
腹が畳につかないように「縦のアーチ」と「横のアーチ」に注意する。
後受身
蹲踞(そんきょ)の姿勢から、お尻を後ろに落として、お尻→腰→背中の順で畳に着く。腕は
体から
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度開いた状態で畳を打つ。その際、頭を打たないように「縦のアーチ」に注意する。
横受身
仰向けの姿勢から、両足を上げて受身をする方向に体を向ける。右の横受身の場合は右足を伸