一人は周囲とぶつからないように安全を確保する。取は受に対して
90
度体を開いたところで、受・
取ともに右組で生徒は引き手と釣手を持ち相手を前方に引き出し、相手を前方に転がす。その際に
受は横受身を取る。
これを一人
2
回投げたら交代して
3
人全員が実施する。
【達成基準】
•
受身を取る際に「アーチ」ができているか。正しい受身の体勢ができている。
•
相手を前方に引き出し、崩せている。
•
取の生徒は引き手を離さないで転がしている。
3.
専門的な指導・助言(予想される生徒のつまずきとそれに対する発問やフィードバック)
•
受身の際に頭を打つ
顎を引いて縦のアーチを強く意識する。
•
相手を崩せない
受身の学習なので、受の生徒が崩れるきっかけを作ってあげるようにして実施する。
•
受身を取ることができずに、手をついてしまう
いきなり受身を打とうとするのではなく、ゆっくりとしたスピードの動きの中でまずは転がって
みるところから始めて、徐々にスピートや強さを高めていくと良い。
•
軸がぶれる
顎を引いたり、なにか目標物を見たりしながら行うと良い。
4.
学習資料
別紙
1
参照
引用・参考文献
花田敬一他(
1984
)武道に対するイメージについて
−
比較格技の立場から
−
,日本体育学会大会号(
36
)
740
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調査報告書
小俣幸嗣(
2012
)初心者から指導者まで使える武道の教科書,
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文部科学省(
2012
)柔道の授業の安全な実施に向けて
文部科学省(
2013
)学校体育実技指導資料第
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集柔道指導の手引(三訂版)
文部科学省(
2008
)中学校学習指導要領解説 保健体育編,東山書房
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2014
)動きを変える意識誘導型指導法,『楽しい体育の授業』
2014
年
4
月号〜
2015
年
3
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)武道必修化に伴う柔道指導法のあり方について(第
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善の趣旨や内容を中心に—埼玉大学紀要教育学部
58
(
2
):
17-34
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1986
)柔道に対する高校生の意識構造について(その
2
)—学年差における意識の差異—,武道学研究
19-2
高橋進他(
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)柔道に対する中学生の意識構造について,武道研究
20-2.