ばし脚全体で畳を打つようにし、左足は曲げて足の裏で畳を打つようにする。右手は体から
45
度ほど開いたところを打ち、左手は帯の結び目あたりに置く。その際、頭を打たないように「横
のアーチ」に注意し首を少し起こす。
【達成基準】
•
「アーチ」ができているか。正しい受身の体勢ができている。
•
教師の指摘を受けて、そのポイントに注意をして修正している。
•
教師の合図に合わせて、受身を行えている。
③ 押し相撲(後受身の学習)
3
人組を作って、
5
分間対戦をする。お互い向かい合って、教師の掛け声で手を押し合う。バラ
ンスを崩した方は後ろ受身を取る。なお、対戦を始める前にグループのメンバーに
1
〜
3
と番号を
振り、対戦順を決める(
1vs2
→
2vs3
→
3vs1
・・・)。
このとき対戦していないもう
1
人は対戦している
2
人が周りとぶつからないように安全を確保す
るとともに、後受身が正しくできているかを見る。
受け身に必要な身体の意識ポイントに注意しながら行う。
【達成基準】
•
相手の力に応じて、受身が取れる。
•
受身が正確に使える。
•
仲間の安全を配慮して行動できる。
④ 横受身の学習1
押し相撲のグループのまま行う。
本教材はリングを用いて実施する。先ほどの押し相撲で
1
となった生徒(取)は起立した状態で、
2
の生徒(受)が膝立ちの姿勢でリングを持つ。
3
(ガード役)は周りとぶつからないように安全
を確保するとともに、意識ポイントを押さえた受け身が正しくできているかを見る。
教師の合図で、取はリングを胸まで引き上げ、受の体重を前方に掛けさせてバランスを崩す。さ
らに合図で左足を右足の後ろに引き、体を後方に回して受の生徒を前方に転がす。
はじめの
3
分は受身を取らずに、取の生徒の動きについていくようにする。つぎの
3
分で取がし
っかりと転がすことができるようになってから、受の生徒は左手を離して、横受身を取る。
これを交代しながら
3
人全員が実施する。
【達成基準】
•
相手の力に応じて、受身が取れる。
•
受身が正確に使える。
•
仲間の安全を配慮して行動できる。
⑤ 横受身の学習2
引く続き、
3
人組で行う。
本教材は膝車の学習過程を活用して実施する。受・取の生徒は膝立ちの状態で実施する。残りの