つくば実習2016_剣道_指導案20160505 - page 6

6
・サークルパス
6~8人で円を組み、パスを出す人の名前を呼びながらパスを出すことから始め、慣れてきたらディフェンスを
2名つけて行う。
・ラインドリル
①図3の様にスローワーにマーカーが付いた状態でスタート
②スローワーがマーカーをかわし、レシーバーにパスを出す
③パスを出したら、スローワーはマーカーの役割に移行
④マーカーの役割を終えたら列の一番後ろに並ぶ
図3.ラインドリルの動き方
これらをそれぞれの時間の目標に合わせて導入した。
加えて、後半の5~8時間目の授業については、前半までのアウトナンバーゲームではなく、イーブンナンバー
で4対4のゲームを行うこととした。このゲームのねらいは、ここまでのアウトナンバーゲームで「ディスクを持
たないときの動き」の重要性を理解させ、プレーヤーの数が均等に、つまり数的有利が無くなった際に、どうす
ればパスをつなげることができるのか、といった気づきを生み出すことである。その際に、その気づきを促すた
めに、毎授業、ゲームで発問を挟んだ形になっている。1回目のゲームで疑問を感じている児童に教師が発問を
投げかけ、課題を提示し、その課題を解決するための練習を提示し、2回目のゲームに活かすといった流れにな
っている。また、2回目のゲームをリーグ戦と捉え、きょうだいチームの総得点で順位を決定する運びになって
いる。
最後に9時間目を本単元の集大成として、トーナメント戦を行い、今まで考えてきた作戦や、身に付けてきた
技能を発揮して、ゲームを展開することをねらいとしている。
6)本時(5時間目)について
濱田ら(2006)は、9時間で構成された単元で授業実践を行っており、中盤の5時間目の授業において、以下の
様に報告している。
「全体的に動きが単調でディフェンスのマークを外せない状況が多く見られた。…(中略)…また、前回学習した
ポジショニングも少しずつ定着しており、スローワ―は良い位置にいる味方を探し、キャッチャーは少しでもフ
リーな状況でパスをもらおうとする姿勢が見られるようになってきた。」
1,2,3,4,5 7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,...
Powered by FlippingBook